秋立(あきた)つ日詠(ひよ)める
秋來(あきき)ぬと 目(め)には爽(さやか)に 見(み)えねども 風音(かぜのおと)にぞ 愕(おどろ)かれぬる
詠立秋之日
雖云秋已至 舉目所見未明瞭 豎耳頃聽者 聽聞朝夕風音速 自覺秋日足已臨
藤原敏行朝臣