「ホワイトデーにあげるものは?」男性の回答を見てみよう。1位は「チョコレート以外のお菓子」で、約半数の49%が答えている。「バレンタインデーにチョコレートをもらうから、別のものにしたほうがいいかと思って」(33歳・会社員)と考える人が多いようだ。しかし1位とは逆に、2位は「有名店のチョコレート」という結果に。「有名店の」という乙女心をぐっとつかむ枕詞と、女性なら大好き(のはず)な「チョコレート」の組み合わせはまさに最強。
また、「もらったものより上等なものをお返ししたことがわかるから」(27歳・メーカー)という、比較対象を同類で選んで優位に立つという賢い考えの人もチラホラ。3位の「ハンカチ、ポーチなどの小物」は、自分のセンスに自信のある人なら有効だが、後々まで残るモノを贈るのは、相当親しい相手以外には危険だ。「あなたももらった? Aさんからポーチ。あんなダサい柄、使えないわよね」という会話が女子トイレで交わされることになりかねない。
では、お返しにかける金額はどれくらいなのだろうか。「ホワイトデーにはいくら使う?」に対する一番多い回答は、1,000円~2,000円。安からず、それでいて相手に申し訳ないと思わせない程度の高級感のあるお返しが買えるベストな価格帯なのだ。高級すぎるものをあげると、あらぬ誤解のもととなることもある。「義理のお返しでちょっと高額なものを相手に渡したところ、僕が彼女のことが好きだと周囲に勘違いされたようで、お返しの相手との関係がぎくしゃくしたものに。当人同士そんな気はなかったし、周囲には否定したのですが、元の気楽に話せる関係に戻ることなく、そのまま疎遠になりました。ただでさえ少ない女友達がいなくなって悲しい限りでした……」(29歳・デザイナー)という悲しい結末にもなりかねない。たかがホワイトデー、されどホワイトデー、お返し選びは重要なのだ。